宮崎県宮崎市(読み)みやざき〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔宮崎県〕宮崎〈市〉(みやざき〈し〉)


宮崎県中南部、宮崎平野南部に位置し、日向灘(ひゅうがなだ)に面する市。
県庁所在地で、県の行政・経済・文化の中心地。1998年(平成10)4月より中核市。2006年1月、宮崎郡佐土原町、同田野町、東諸県(ひがしもろかた)郡高岡町と合併、2010年3月に宮崎郡清武町と合併して現在の姿となる。この合併により宮崎郡消滅。市の中央部を大淀川が流れ、南西部には山地・丘陵地帯が広がる。南東部の沿岸地域は日南海岸国定公園に属する。
旧・宮崎市は江戸時代には延岡藩・飫肥(おび)藩・高鍋藩・薩摩藩・佐土原藩の各藩領や幕府直轄領が錯綜し、中心市街地の形成が遅れた。1873年(明治6)に宮崎県庁がおかれ、以後市街化が進展。商業・サービス業の比率が高く、近年はハイテク企業やベンチャー企業の誘致にも力を入れる。佐土原町の宮崎テクノリサーチパーク・田野町のハイテクランド尾脇など、工業団地もある。都市機能の分化が顕著で、大淀川北岸に県庁などの行政機関、橘通(たちばなどおり)地区に商店街や歓楽街、清武地区の宮崎大学周辺に文教施設が集中する。超早場米の稲作とキュウリ・ピーマン・スイカなどの促成栽培、柑橘(かんきつ)類・スギの苗木の栽培・育成が盛ん。河岸段丘では葉タバコ・サトイモなどの栽培が行われる。田野地区は全国有数の漬物産地。JR日豊(にっぽう)本線・日南線・宮崎空港線や、宮崎自動車道・東九州自動車道の2つの高速道路が通じ、宮崎港からは長距離フェリーが大阪方面や南西諸島に向け運行している。
青島は、ビロウの密生や鬼の洗濯板(天然記念物)の奇観で知られ、こどものくに、堀切峠とともに日南海岸国定公園を代表する観光地。オーシャンドームやホテルなどが整った大型リゾート施設のシーガイア、眺望の名所の平和台公園、神武天皇をまつる宮崎神宮などがある。高岡の月知梅(げっちばい)は国指定の天然記念物。プロ野球やプロサッカーJリーグのキャンプ地としても知られる。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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