宮崎県延岡市(読み)のべおか〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔宮崎県〕延岡〈市〉(のべおか〈し〉)


宮崎県北東部にある市。
日向灘(ひゅうがなだ)に面し、五ヶ瀬(ごかせ)川・祝子(ほうり)川・北川が流れる。2006年(平成18)2月、東臼杵(ひがしうすき)郡郡北方町、北浦町を編入。2007年3月には同郡北川町を編入して現在の姿となる。南北浦(みなみきたうら)海岸はリアス式海岸の景勝地で、湾奥に漁港が点在する。江戸時代は延岡藩の城下町。中心地には、1923年(大正12)日本窒素肥料(現・旭化成)の工場が進出し、化学工業が発展。現在も旭化成とその関連企業による化学・繊維・プラスチック工業が盛ん。精密機器・食品工場も操業。沿岸部ではイワシ漁やハマチ養殖が行われる。農業では稲作のほか、ミカンやシキミなどの花卉(かき)栽培・肉牛などの畜産が盛ん。山間部では林業やシイタケなどの栽培も行われる。かつては日平(ひびら)・槙峰(まきみね)両銅山の開発による鉱山の町でもあったが、1967年(昭和42)の槇峰鉱山の閉山により、採鉱業の歴史は幕を下ろした。五ヶ瀬川のアユ簗(やな)漁が名物。高島(沿岸ビロウの自生地として天然記念物に指定)や下阿蘇(しもあそ)海岸は日豊(にっぽう)海岸国定公園に属する。比叡(ひえい)山は岩峰が屹立する国の名勝。鏡山や祝子川渓谷の「落水の滝」など、自然景観に富む。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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