寂びる・荒びる(読み)さびる

大辞林 第三版の解説

さびる【寂びる・荒びる】

( 動上一 ) [文] バ上二 さ・ぶ
〔「錆びる」と同源〕
古くなって新鮮でなくなったり、色があせたりする。 「人し汲まねば水-・びにけり/神楽歌」 「夕づく日色-・びまさる草の下に/玉葉 秋上
古くなって、荒れ果てる。また、長いこと使われずに放置されて趣や渋みが出る。時代がつく。古色蒼然とする。 「邸やしきの内も-・びぬ/自然と人生 蘆花」 「岩に苔むして-・びたる所なりければ/平家 灌頂
人けがなくなってさびしくなる。さびれる。 「都会ながらにいと-・びたり/慨世士伝 逍遥」 「宿-・びて庭に木の葉の積るより人待つ虫も声弱るなり/秋篠月清集」
心さびしい思いをする。 「まそ鏡見飽かぬ君に後れてや朝夕あしたゆふへに-・びつつ居らむ/万葉集 572

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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