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寄る・凭る・倚る・頼る よる

大辞林 第三版の解説

よる【寄る・凭る・倚る・頼る】

( 動五[四] )
ある場所や人に近づく。 「近くに-・ってよく見てご覧なさい」 「ストーブのそばに-・る」
現在の場所から離れて、ある地点・方向に近づく。比喩的にも用いる。 「もっと右側に-・りなさい」 「駅から少し東に-・った所に市役所がある」
ひとところに集まる。 「三人-・れば文殊の知恵」 「 - ・り集まる」
ある地点へ向かう途中で、他の場所を訪れる。立ち寄る。 「銀行へ-・ってからデパートへ行く」
(「年が寄る」などの形で)高齢になる。 「名選手も-・る年波には勝てなかったようだ」
(「しわが寄る」の形で)しわができる。 「目尻にしわが-・る」
相撲で、相手のまわしを持って相手を後退させる。 「一気に、土俵ぎわまで-・る」
(「凭る」「倚る」とも書く)自分の体をある物にもたせかける。 「壁に-・りかかる」 「脇息に-・りおはす/源氏 帚木
ある人に気持ちが引かれる。なびく。また、ある人の意のままになる。 「心は妹いもに-・りにしものを/万葉集 3757
(「頼る」とも書く)あてにして頼る。 「舟流したる心地して-・らむ方なく悲しきに/古今 雑体
味方となる。 「あなたに-・りて、ことさらに負けさせむとしけるを/枕草子 143
神霊・物の怪などがとり付く。乗り移る。 「病付きて…遂に失せにけり。其の女の-・りたるにやとぞ/今昔 31
社寺に寄進する。 「かかる所に庄など-・りぬれば、別当なにくれなどいできて/宇治拾遺 8」 〔「寄せる」に対する自動詞〕
[可能] よれる

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