富士松 加賀太夫(5代目)(読み)フジマツ カガタユウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 の解説

富士松 加賀太夫(5代目)
フジマツ カガタユウ


職業
新内節太夫・三味線方

肩書
新内節富士松派家元

本名
野中 富士松

別名
前名=富士松 富士太夫,富士松 歌賀太夫

生年月日
安政2年

出生地
江戸・浅草(東京都)

経歴
7歳で父と死別、父の高弟富士松紫朝に師事。富士太夫、歌賀太夫を経て、明治13年26歳で5代目加賀太夫を襲名三味線名手だったが、美声ではなかったため寄席などではあまり人気が出なかった。代表作に「花井お梅」「高橋お伝」などがある。25年神経衰弱のため自殺した。

没年月日
明治25年 12月10日 (1892年)

家族
父=富士松 魯中(初代),兄=富士松 魯中(2代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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