コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

富山県富山市 とやま〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔富山県〕富山〈市〉(とやま〈し〉)


富山県中部に位置する市。
同県の県庁所在地で、県の行政・産業・文化・交通の中心地。南部で岐阜県、南東部で長野県に接し、北部は富山湾に面する。1996年(平成8)4月より中核市。2005年4月、旧・富山市と、上新川(かみにいかわ)郡の大沢野町、同大山町、婦負(ねい)郡の八尾町、同婦中町、同山田村、同細入村の4町2村が合併して現在の姿となる。この合併により、上新川郡と婦負郡は消滅。市街地は富山平野に位置し、東部には飛騨山脈が走る。市の中央を神通(じんづう)川が南北に流れ、日本海に注ぐ。JR北陸本線、高山本線、国道8号線などが通じ、北陸自動車道の富山インターチェンジ近くに富山空港がある。
富山地区は16世紀初めに富山城が築城され、江戸時代は富山藩(金沢藩の支藩)前田氏10万石の城下町として発展。神通川に沿う地区は、江戸時代には飛騨街道の宿場町として栄えた。八尾地区は聞名(もんみょう)寺の門前町・市場町から発展した和紙・薬草などの集散地。1883年(明治16)、旧・富山市は石川県から分離した富山県の県都となり都市化が進展。電力と水資源に恵まれ、富山港や神通川右岸の富岩(ふがん)運河周辺に機械・化学・繊維・石油などの工場や火力発電所が進出。伝統的な富山の薬売りの中心地で、家庭配置薬などを生産する製薬工場が多い。その他、紡績・電機・カーボン・鉄鋼などの工場が操業。IC産業も発達。山間部では林業も営まれる。神通川の流域では、第二次世界大戦後、カドミウム汚染による公害病「イタイイタイ病」が発生、多くの被害者を出した。神通川、常願寺川の扇状地には水田地帯が広がり、イチジク・ラッキョウを特産する。富山港ではホタルイカ・ブリなどが水揚げされる。
富山地方鉄道の本支線が発着する立山黒部観光の基地。南東部は中部山岳国立公園に属し、薬師岳圏谷群(けんこくぐん)(カール)は国の特別天然記念物に指定されている。景勝地の神通峡は古来、越中と飛騨を結ぶ飛騨街道の難所として知られる。富山城の城址公園には佐藤記念美術館、郷土博物館などの文化施設や広場があり、市民の憩いの場となっている。呉羽丘陵は県民公園に指定され、東麓に五百羅漢で知られる長慶寺、富山市民俗民芸村がある。八尾地区で9月に行なわれる「おわら風の盆」には全国から多くの観光客が集まる。呉羽山温泉・音川温泉・山田温泉・鯰温泉などが湧き、スキー場が点在する。郷土料理の鱒ずしは富山駅の駅弁「ますのすし」として全国的に知られている。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

富山県富山市の関連キーワード富山県富山市庵谷片掛入会地富山県富山市荒川常盤台富山県富山市有沢新町富山県富山市石坂東町富山県富山市新屋新町富山県富山市荒川新町富山県富山市赤田新町富山県富山市秋吉新町富山県富山市安住町富山県富山市一番町富山県富山市有明町富山県富山市石坂新富山県富山市愛宕町富山県富山市相生町富山県富山市綾田町富山県富山市安養寺富山県富山市朝菜町富山県富山市秋ヶ島富山県富山市赤江町富山県富山市磯部町

今日のキーワード

いい夫婦の日

11月22日。通商産業省(現経済産業省)が制定。パートナーへの感謝の意を示し、絆を深める。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

富山県富山市の関連情報