富本豊前太夫(初代)(読み)とみもと ぶぜんだゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富本豊前太夫(初代)」の解説

富本豊前太夫(初代) とみもと-ぶぜんだゆう

1716-1764 江戸時代中期の浄瑠璃(じょうるり)太夫
享保(きょうほう)元年生まれ。宮古路豊後掾(ぶんごのじょう)の門人で宮古路品太夫,ついで常磐津(ときわず)小文字太夫(初代)を名のる。寛延元年富本豊志(とよし)太夫と改名して,富本節をおこす。翌年受領して富本豊前掾(初代)となり,江戸三座に出演。宝暦10年筑前掾(ちくぜんのじょう)。子が2代豊前太夫を称したため,豊前太夫の初代とされる。明和元年10月22日死去。49歳。本名は福田弾司(だんじ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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