かん‐ちく【寒竹】
〘名〙
① 冬の竹。寒いときの竹。
※
文華秀麗集(818)題光上人山院〈錦部彦公〉「寒竹留
二残雪
一、春蔬採
二旧山
一」 〔
銭起‐哭空寂寺玄上人詩〈銭起〉〕
②
タケの
一種。
庭園や
生垣などに栽植され、九州には
野生も見られるという。稈は群生し、高さ二~三メートル、直径六~一〇ミリメートルになる。基部の節からは刺
(とげ)状の
気根を
放射状に出す。葉は枝先に三~四枚ずつつき、長さ六~一五センチメートルになる。秋から冬にかけて
竹の子が出、
食用とする。
※俳諧・番匠童(1689)一二月「
孟宗竹 寒竹 冬 筍あり」
※
洒落本・
道中粋語録(1779‐80頃)「ヲヤ寒竹
(カンチク)の事をお江戸じゃァへんちくといふげだの」
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デジタル大辞泉
「寒竹」の意味・読み・例文・類語
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普及版 字通
「寒竹」の読み・字形・画数・意味
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かんちく【寒竹】
長野の日本酒。酒名は、10代目当主が御嶽神社への信仰が篤く、「寒竹霊神」として御嶽山に祀られていることに由来。大吟醸酒、純米吟醸酒、吟醸酒、純米酒、本醸造酒、普通酒などをそろえる。平成7、10、12、22、24年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は美山錦、山田錦。仕込み水は八ヶ岳の伏流水。蔵元の「戸塚酒造店」は承応2年(1653)に創業し、火難による中断を経て10代目当主が文政4年(1821)再興を果たす。所在地は佐久市岩村田。
出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報
寒竹 (カンチク)
学名:Chimonobambusa marmorea
植物。イネ科の竹,園芸植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
寒竹(かんちく)
長野県、戸塚酒造株式会社の製造する日本酒。全国新酒鑑評会で金賞の受賞歴がある。
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