精選版 日本国語大辞典 「寧・無乃」の意味・読み・例文・類語
むしろ【寧・無乃】
〘副〙 (漢文訓読に用いられた語)
※山田本妙法蓮華経平安初期点(830頃)「我寧ろ法をば説きたまは不して、疾く涅槃するに入りたまひなましとおもほしき」
※金剛般若経讚述仁和元年点(885)「若有相にして施を行するいは尚十王の報だも得ず、寧ろ仏の菩提を得むや」
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