寸半・半銭(読み)きなか

精選版 日本国語大辞典 「寸半・半銭」の意味・読み・例文・類語

き‐なか【寸半・半銭】

〘名〙 (「き」は「寸(すん)」、「なか」は「半分」の意)
一寸(三・〇三センチメートル)の半分。五分。転じて、半分、または、わずかな程度の意にもいう。
※幸若・四国落(室町末‐近世初)「風がはげしくば、きなかほかけてはしらせよ」
② (半銭) (一文銭直径が一寸であったところから) 一文の半分。半文。はんせん。転じて、わずかな銭にもいう。
※俳諧・若みどり(1691)「物買の方に半銭(キナカ)の損付て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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