寿歌

デジタル大辞泉プラス 「寿歌」の解説

寿歌(ほぎうた)

北村想による戯曲。1979年12月、自身の演出により、劇団「T・P・O師★団」が名古屋鈴蘭南座初演。核戦争後の地方都市を舞台に明るい絶望を描く。1981年、第25回岸田国士戯曲賞の候補作品となった。以後も数多くの劇団、演出家による再演がある北村の代表作。のちに「寿歌II」「寿歌西へ」「寿歌 IV」が発表され、4作品のシリーズとなっている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の寿歌の言及

【記紀歌謡】より

…おそらく宮廷において同一の歌が繰り返し誦詠されたことから生じたものであろうか,多様な命名の仕方によっている。たとえば歌の内容・歌詞にもとづくものに〈神語(かむがたり)〉(上記の〈八千矛の神の歌〉),〈思国歌(くにしのびうた)〉〈夷振(ひなぶり)〉〈宮人振(みやびとぶり)〉〈天田振(あまだぶり)〉,歌唱者(集団)にもとづくものに〈久米(くめ)歌〉〈天語(あまがたり)歌〉,歌唱法にもとづくものに〈志都(しず)歌(静歌)〉〈志良宜(しらげ)歌(尻上げ歌)〉,歌の場にもとづくものに〈盞(うき)歌〉〈寿(ほぎ)歌〉〈酒楽(さかくら)の歌〉〈童謡(わざうた)〉などがあげられる。
[内容と特性]
 記紀歌謡の大半は7~8世紀の宮廷のしかるべき機会に誦詠されたもので,個々の歌にはそれ相当の由緒・縁起が伴われていた。…

※「寿歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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