カンザスシティ

精選版 日本国語大辞典 「カンザスシティ」の意味・読み・例文・類語

カンザス‐シティ

(Kansas City) アメリカ合衆国の中央部、ミズーリカンザスの両州にまたがる都市。交通上の要地にあたり、商工業がさかん。合衆国屈指の家畜市場がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「カンザスシティ」の意味・わかりやすい解説

カンザス・シティ
Kansas City

アメリカ合衆国,ミズーリ州西端部の商工業都市。人口44万4965(2005),大都市域人口162万(1992)。ミズーリ川とカンザス川の合流点にあり,1821年の白人入植後,河港都市また西部への玄関口(市に隣接するインディペンデンスオレゴン,サンタ・フェ両街道の起点)として発展した。ハイウェー,鉄道,航空路,内陸水運の重要な結節点で,小麦と肉類などの農牧産品集散地として知られ,巨大な穀物サイロと家畜市場がある。農産加工石油精製,機械工業も盛んである。カンザス川を隔てた西の対岸にあるカンザス州カンザス・シティもこの大都市域のなかに含まれる。
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カンザス・シティ
Kansas City

アメリカ合衆国,カンザス州東端の商工業都市。人口14万4210(2005)。ミズーリ川をはさんで,ミズーリ州側に同名のより大きな都市があり,両者で大カンザス市を形成している。かつてはワイアンドットと名づけられた町で,カンザス州が自由州として連邦に加入する際の州憲法はここで制定された。1861年,大陸横断鉄道の東端とされた。農産物畜産物の積出しが盛んであるが,石油,自動車産業なども重要である。
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世界大百科事典(旧版)内のカンザスシティの言及

【ジャズ】より

…20世紀初め,アメリカ南部の港町ニューオーリンズの黒人ブラスバンドから生まれた音楽。1920年代を通じて,シカゴ,カンザス・シティ,またニューヨークなどの北部諸都市に伝播し,30年代後半にはスウィング・ミュージックと呼ばれて世界に広まった。第2次世界大戦まではダンス音楽であったが,戦後は鑑賞音楽として独自の発展をとげた。…

※「カンザスシティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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