小倉 伸吉(読み)オグラ シンキチ

20世紀日本人名事典 「小倉 伸吉」の解説

小倉 伸吉
オグラ シンキチ

大正・昭和期の海洋物理学者



生年
明治17(1884)年

没年
昭和11(1936)年11月1日

出生地
宮城県仙台市

学歴〔年〕
東京帝大理科大学〔明治41年〕卒

主な受賞名〔年〕
帝国学士院賞〔昭和5年〕「瀬戸内海潮流及び潮汐に関する研究」

経歴
明治43年海軍省水路部に勤務し、潮汐の調査研究に従事。日本近海の潮汐の総合的な解明に努め、日本近海同時潮汐図や潮汐表、航海図表などを作成した。のち動力学的数値計算法により東シナ海渤海黄海オホーツク海などの潮汐も調査した。主著に「潮の理」「潮汐」「日本近海の潮汐」「潮汐に関する吾人の知識」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android