小倉 清三郎(読み)オグラ セイザブロウ

20世紀日本人名事典 「小倉 清三郎」の解説

小倉 清三郎
オグラ セイザブロウ

大正・昭和期の哲学者



生年
明治16(1883)年2月28日

没年
昭和16(1941)年1月14日

出生地
福島・須賀川

学歴〔年〕
東京帝大哲学科選科卒

経歴
キリスト教に入信、宮城中学英語教師となるが、自己の性欲煩悶の末、日本最初の性の研究会を主宰。会員に平塚らいてう、大杉栄坪内逍遙、芥川龍之介らを集め、大正4年に第1回大会を開催。その後の迫害にも屈せず研究を重ね、「思想爆破」「小倉清三郎研究録・相対」などを著した。“自慰”という用語の名付け親としても知られる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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