小分・少分(読み)しょうぶん

精選版 日本国語大辞典 「小分・少分」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぶん セウ‥【小分・少分】

〘名〙 (形動)
① 小さくわけること。こわけ。
② 少部分。一部分。少量。少数。わずかであること。また、小さいこと。
※三教指帰(797頃)中「養性之方、久存之術、厥途極多、不能具述、聊撮大綱、示其少分」
※雑俳・神酒の口(1775)「古い也寺は小分なれど下馬
身分が卑しくて、取るに足りない分際であること。また、その人。
甲陽軍鑑(17C初)品四八「少分なる商人共さへ遠慮して、下女法順にとられける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android