小島 泰次郎(読み)コジマ タイジロウ

20世紀日本人名事典 「小島 泰次郎」の解説

小島 泰次郎
コジマ タイジロウ

明治期のロシア語学者



生年
文久1年9月(1861年)

没年
明治38(1905)年4月12日

出生地
江戸・青山

学歴〔年〕
東京外国語学校露語科(現・東京外国語大学)〔明治13年〕卒

経歴
満州語習得のため、ウラジオストックに4年間滞在、帰国後陸軍省に出仕。政府の対露外交にあたり、特命全権大使山県有朋の通訳として、明治36年のクロパトキン将軍来日に当たっては、その接待をするなど重要な役割を果たした。また、これより先の日清戦争では第一軍司令部に属し、戦後は陸軍教授、陸軍大学校付及び参謀本部勤務を兼任。37年の日露戦争では第二軍司令部付となり、高級通訳の職についた。訳書に「一島未来記」「露国兵制史」など多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android