小幡 重一(読み)オバタ ジュウイチ

20世紀日本人名事典 「小幡 重一」の解説

小幡 重一
オバタ ジュウイチ

大正・昭和期の物理学者 東京帝大教授。



生年
明治21(1888)年4月24日

没年
昭和22(1947)年9月15日

出生地
東京・京橋

学歴〔年〕
東京帝大理科大学物理学科〔明治43年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔大正9年〕

経歴
逓信省電気試験所に入り、大正9年理学博士の学位を得て翌10年東大教授となり同大航空研究所所員として電気計測器の開発に従事。その後航研が越中島から駒場に移転して後、飛行機プロペラからの音波や日本楽器、日本語などのオシログラフによる音響分析と、その音響スペクトルを記録することに専念、多くの報告を発表した。著書に「音楽愛好者のための音響学」「実験音響学」「音」、随筆集「音の映像」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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