小林 巣居人(読み)コバヤシ ソウキョジン

20世紀日本人名事典 「小林 巣居人」の解説

小林 巣居人
コバヤシ ソウキョジン

昭和期の日本画家



生年
明治30(1897)年3月29日

没年
昭和53(1978)年9月25日

出生地
茨城県稲敷郡長戸村半田

学歴〔年〕
長戸農業補修学校〔明治44年〕卒

主な受賞名〔年〕
いばらき賞(第8回)〔昭和46年〕

経歴
大正6年小川芋銭に学び、7年上京、平福百穂に師事。昭和3年院展に初入選し、6年院友となる。12年同志と新興日本美術院を結成、創立会員となった。戦時中の19年同院は中断したが、25年再興、30年社団法人となるに際し常任理事となる。また23〜26年武蔵野美術大学教授を務めた。師芋銭の感化を強く受け、自由な精神に満ちた絵画世界を追い続けた。代表作に「遊魚」「岩」「土機光象画巻」「山なし画巻」「よだかの星」「新色樹葉」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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