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小泉政権の財政再建

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

小泉政権の財政再建

公共事業による景気対策の効果を疑問視していた小泉首相は、歳出を抑制しつつ、規制緩和や法人税減税で民間企業の活力を引き出す路線に大きくかじを切った。財務相にベテランの塩川氏を起用して臨んだ02年度当初予算では、公共事業費1割カットなどの荒療治で、財政赤字を埋める新規国債発行額を30兆円以下に抑える公約を達成。その後、公共事業に頼らずに景気は上向き、税収も増加に転じたため、財政悪化には一定の歯止めがかかった。ただ、先進国で最悪の財政状態からはいまだ抜け出せていない。政府は06年7月にまとめた小泉政権最後の「骨太の方針」で歳出・歳入一体改革を掲げ、今後5年間で最大14兆円余の歳出削減を目指す方針を決めた。

(2006-09-06 朝日新聞 朝刊 1経済)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について | 情報

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