少婦・小婦(読み)しょうふ

精選版 日本国語大辞典 「少婦・小婦」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ふ セウ‥【少婦・小婦】

〘名〙
① 年の若い女子。少女。また、若い嫁。新妻(にいづま)
菅家文草(900頃)三・新月二十韻「少婦看珍重、詞人翫忽諸」
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「蘭加舎(ランカシャー)は工場熾盛にして、少婦集りて傭工を為すの所なれば」 〔史記‐滑稽伝・東方朔〕
② (小婦) 正妻大婦というのに対して、側室や妾をいう。
今昔(1120頃か)二「後に小婦に娶(とつぎ)て、夫甚だ愛念する間に、一人男子を生ぜり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android