朝日日本歴史人物事典 「尾崎忠治」の解説
尾崎忠治
生年:天保2.2.2(1831.3.15)
明治前期の司法官。土佐国高知城下(土佐市)で同藩士尾崎源之丞の次男として生まれる。奥宮慥斎の門に学び,明治3(1870)年12月刑部大解部となる。翌年7月司法大解部に転じ,以来司法官として同年10月司法少判事,8年5月長崎上等裁判所長心得,17年12月東京控訴院長,19年8月大審院長などを歴任し,23年8月枢密顧問官。33年5月男爵。
(楠精一郎)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報