尾花沢[市](読み)おばなざわ

百科事典マイペディア 「尾花沢[市]」の意味・わかりやすい解説

尾花沢[市]【おばなざわ】

山形県東部の市。1959年市制。尾花沢盆地上の中心市街は15世紀中頃,延沢銀山が発見され,最盛期の寛永年間にはその集出荷地として栄えた。また幕府代官所がおかれ,羽州街道に沿う宿場町としても発達した。奥羽本線大石田駅からバスが通じ,国道13号線に沿う。農林業を主とし,スイカ,サクランボの産も多い。平坦地としては日本有数の深雪地帯で有名。銀山温泉硫黄泉,63℃),船形山がある。東日本大震災で,市内において被害が発生。372.53km2。1万8955人(2010)。

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