尾関 岩治(読み)オゼキ イワジ

20世紀日本人名事典 「尾関 岩治」の解説

尾関 岩治
オゼキ イワジ

大正・昭和期の児童文学者,評論家 岡山女子短期大学教授。



生年
明治29(1896)年5月10日

没年
昭和55(1980)年4月25日

出生地
岡山市

別名
筆名=尾関 岩二(オゼキ イワジ)

学歴〔年〕
同志社大学英文科〔大正9年〕卒

経歴
大正9年毎日新聞学芸部入社。薄田泣菫部長の下で「サンデー毎日」の創刊参画。昭和6年大阪時事新報(現・サンケイ新聞)入社、論説委員。30年から47年まで岡山女子短大教授、児童文化を講じた。児童文学作家として、童話翻案絵本など多彩な活動を展開、童話「お話のなる樹」「フェアリーのお姫様と鍵」「希望の馬」「ハッサンの黒ばら」などを発表。また、児童文学研究の分野でも多くの評論を残し、「童心芸術概論」「児童文学の理論と実際」「児童文化入門」などの著書がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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