日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
山上の垂訓(「マタイ伝福音書」より)
さんじょうのすいくん
「マタイ伝福音書」(日本聖書協会)より
………第五章………
3 こころの貧しい人たちは、さいわいである、
天国は彼らのものである。
4 悲しんでいる人たちは、さいわいである、
彼らは慰められるであろう。
5 柔和な人たちは、さいわいである、
彼らは地を受けつぐであろう。
6 義に飢えかわいている人たちは、さいわいである、
彼らは飽き足りるようになるであろう。
7 あわれみ深い人たちは、さいわいである、
彼らはあわれみを受けるであろう。
8 心の清い人たちは、さいわいである、
彼らは神を見るであろう。
9 平和をつくり出す人たちは、さいわいである、
彼らは神の子と呼ばれるであろう。
10 義のために迫害されてきた人たちは、
さいわいである。
天国は彼らのものである。
………第七章………
7 求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。
8 すべて求める者は得、捜す者は見いだし、門をたたく者はあけてもらえるからである。
………………………
13 狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。
14 命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない。