山中 貞則(読み)ヤマナカ サダノリ

20世紀日本人名事典 「山中 貞則」の解説

山中 貞則
ヤマナカ サダノリ

昭和・平成期の政治家 衆院議員(自民党);元・通産相;元・防衛庁長官;元・環境庁長官;元・沖縄開発庁長官。



生年
大正10(1921)年7月9日

没年
平成16(2004)年2月20日

出生地
鹿児島県曽於郡末吉町

別名
号=隼人(ハヤヒト)

学歴〔年〕
台北第二師範〔昭和16年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲一等旭日大綬章〔平成3年〕

経歴
台湾第二師範を卒業し、台湾で国民学校教師を務める。出征・復員後、昭和21年南日本新聞支局長、22年鹿児島県議を経て、28年衆院議員に当選。45年佐藤内閣の総理府総務長官となり、初代環境庁長官、初代沖縄開発庁長官を歴任し、沖縄返還に取り組んだ。48年田中内閣の防衛庁長官、57年中曽根内閣の通産相。自民党内随一の税制通で、54年同党税制調査会長、平成元年同最高顧問を務め、消費税導入に尽力。毎年の税制改正を実質的に決めてきた同調査会で大きな影響力を持ち“税調のドン”“ミスター税調”と呼ばれた。2年消費税批判によりわずか28票差で落選したが、5年返り咲き。通算17期。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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