新撰 芸能人物事典 明治~平成 「山勢 松韻(3代目)」の解説
山勢 松韻(3代目)
ヤマセ ショウイン
- 職業
- 箏曲家(山田流)
- 肩書
- 山勢派家元(3代目),東京音楽学校教授
- 本名
- 吉田 専吉
- 別名
- 幼名=千吉,前名=慶専,都名(いちな)=慶賀一,別称=山勢検校(3代目)(ヤマセケンギョウ)
- 生年月日
- 弘化2年 7月28日
- 出生地
- 江戸・下谷仲徒士町(東京都 台東区)
- 経歴
- 3歳で失明。2代目山勢検校の門弟。慶応2年山清匂当となり、明治4年山勢匂当と改名。その後、職屋敷廃止のため山勢松韻と名乗る。13年文部省音楽取調掛(東京音楽学校の前身)に出仕、24年同校教授を兼務し、萩岡松韻、今井慶松ら多くの門弟を育成した。日本最初の洋式五線譜による「箏曲集」の編纂に力を尽くした。作曲に「都の春」「花の雲」「朧月」「松島八景」などがある。また二一絃筝の製作もした。
- 没年月日
- 明治41年 9月9日 (1908年)
- 家族
- 養女=山勢 ふく(山勢派4代目家元)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報