20世紀日本人名事典 「山口麻太郎」の解説
山口 麻太郎
ヤマグチ アサタロウ
大正・昭和期の民俗学者,郷土史家 郷ノ浦町立図書館館長;元・壱岐史蹟顕彰会会長。
- 生年
- 明治24(1891)年8月27日
- 没年
- 昭和62(1987)年12月26日
- 出生地
- 長崎県・壱岐島
- 別名
- 別名=丘 草平(オカ ソウヘイ)
- 学歴〔年〕
- 長崎通信伝習生養成所〔明治42年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 壱岐文化功労章〔昭和46年〕,西日本文化賞〔昭和49年〕,勲五等瑞宝章〔昭和50年〕,郷ノ浦名誉町民〔昭和57年〕
- 経歴
- 郵便局員、雑誌記者、対商組支配人を経て、大正6年壱岐に戻り、郷土史研究に専念する。折口信夫、柳田國男に師事、松永安左ヱ門の援助もあって壱岐を中心とした歴史民俗などを研究。昭和8年壱岐史蹟顕彰会を創立、52年まで会長を務めた。他に郷ノ浦町立図書館長、壱岐日報社長、壱岐文化財調査委員会委員長など歴任。また、高麗版大般若経、高麗仏など国、県指定の文化財を多く見い出している。著書に「壱岐国史」「壱岐島昔話集」「平戸藩法令規式集成」、「山口麻太郎著作集」(全3巻)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報