コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

山口県萩市 はぎ〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔山口県〕萩〈市〉(はぎ〈し〉)


山口県北部の市。
阿武(あぶ)川河口部の日本海に面する。2005年(平成17)3月、旧・萩市と阿武郡の川上村、同田万川町、同むつみ村、同須佐町、同旭村、同福栄村が合併して現在の姿となる。北西の沖合いに浮かぶ見島、相島(あいしま)などの島嶼群も市域に含む。同県北部の商業の中心。江戸時代の初頭から約260年間、長門(ながと)・周防(すおう)の両国を領した長州藩毛利氏36万石の城下町として繁栄。市中心部には城下町の遺構をよく残す。堀内・平安古(ひやこ)の両地区と、浜崎町は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。吉田松陰(しょういん)ら明治維新期の元老たちの旧宅や藩校明倫館、松下村塾(しょうかそんじゅく)などの史跡と、北長門海岸国定公園に属する六島(ろくとう)諸島や明神池(国指定天然記念物)などが観光客に人気。特産のナツミカンを原料としたジュース生産、ハクサイ・キャベツ・ダイコンなどの栽培が行われる。山間部では林業・ウメやユズの栽培が行われ、旧・むつみ村地域では良質米を産する。市北部の江崎港は湾奥の良港で、近世は北前船(きたまえぶね)が寄港。須佐港は天然の良港で、巻き網・一本釣り漁業の基地。沿岸漁業のほか、ハマチの養殖や水産加工業などが行われる。焼き抜きかまぼこや国の伝統的工芸品に指定されている萩焼が特産品。
国指定名勝の長門(ちょうもん)峡、笠山、笠山コウライタチバナ自生地(国指定天然記念物)、笠山椿群生林がある。長門峡温泉、むつみ温泉が湧く。

出典|講談社日本の地名がわかる事典について | 情報 凡例

今日のキーワード

先輩証

文部科学省のOBなどが同省内に自由に出入りできる通行証のこと。同省の違法な天下りあっせん問題を受け、防止策の一環として2017年3月末で廃止(交付停止・使用禁止)となった。正式名称は「文部科学省先輩証...

続きを読む

コトバンク for iPhone

山口県萩市の関連情報