山口 重次(読み)ヤマグチ ジュウジ

20世紀日本人名事典 「山口 重次」の解説

山口 重次
ヤマグチ ジュウジ

昭和期の右翼運動家



生年
明治25(1892)年8月26日

没年
昭和54(1979)年11月9日

出生地
千葉県

学歴〔年〕
京城法政研究会(夜学)卒

経歴
朝鮮で巡査をした後、朝鮮総督府に勤務。大正8年南満州鉄道(満鉄)に入社、大連埠頭に勤務。14年満鉄政党化に反対の社員会創設に参加、日中間の“民族協和思想に目覚める。昭和3年小沢開作らと満州青年連盟結成。満州事変後は日本の満蒙権益擁護を訴え、内地にも遊説隊を派遣。満州国樹立後、政治団体・協和会創立に参加、共匪討伐など植民地ファシズム運動に活躍した。10〜12年奉天副市長。戦後、勝共連合に関係したといわれる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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