新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「山岡 鉄舟」の解説
山岡 鉄舟
ヤマオカ テッシュウ
- 肩書
- 明治天皇侍従,無刀流創始者
- 旧名・旧姓
- 旧姓=小野
- 別名
- 諱=高歩(タカユキ) 通称=鉄太郎
- 生年月日
- 天保7年(1836年)
- 出生地
- 江戸・本所大河端
- 経歴
- 幕臣小野朝右衛門の長男に生まれるが、早くに両親を失くし、弟妹養育の傍ら儒学や書を学ぶ。安政2年(1855年)槍の師である山岡家を継ぐ。禅の修業も積み、一刀流の印可を受ける。千葉周作にも師事し、一刀正伝無刀流道場・春風館を開設、多くの門下を育てた。のち幕府講武所剣術心得を経て、文久2年(1862)浪士取締役として治安につとめる。慶応4年(1868)勝海舟の使者として駿府に赴き、西郷・勝会談を周旋して江戸無血開城への道を開いた。維新後、静岡県権大参事、茨城県参事、伊万里県知事を歴任し、明治5年明治天皇の侍従となった。幕末の三舟の一人。
- 没年月日
- 明治21年7月
- 家族
- 父=小野 朝右衛門(旗本・飛弾郡代)
出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報