山形県酒田市(読み)さかた〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔山形県〕酒田〈市〉(さかた〈し〉)


山形県北西部、最上(もがみ)川河口部の庄内平野を占める市。
2005年(平成17)11月、旧・酒田市と飽海郡の八幡町、松山町、平田町が合併して現在の姿となる。庄内平野の稲作の中心地。最上川水運の拠点で、江戸時代初期から西廻(にしまわり)航路の寄港地、最上川流域産米の集積地、積み出し港として発展した。松嶺(まつみね)地区は、庄内藩から分知された松山藩の城下町。第二次世界大戦後、最上川河口北岸に木材・化学・電機などの工場が進出し、工業・貿易港に発展。酒田港は同県唯一の重要湾港である。1974年開港した掘り込み式の酒田北港は5万トン級船舶の入港が可能で、火力発電所などがある。農業畜産では庄内米・砂丘メロン・庄内柿(がき)・庄内豚が有名。その他野菜・果樹栽培や養蚕も行われる。山沿いの地域ではナメコ・タケノコを産する。焼き麩()が特産品。酒田港付近の倉庫群中に庄内米歴史資料館、JR酒田駅近くに本間美術館がある。日本海に浮かぶ飛島(飛島ウミネコ繁殖地として国指定の天然記念物)は鳥海(ちょうかい)国定公園に属し、酒田港から定期船便がある。鳥海山南麓には湯の台温泉が湧く。玉簾(たますだれ)の滝、鶴間池(つるまいけ)がある。旧鐙(あぶみ)屋は国指定の史跡。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

KPI

KPIとはkey performance indicator の略で、企業目標の達成度を評価するための主要業績評価指標のことをいう。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

山形県酒田市の関連情報