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山形県鶴岡市 つるおか〈し〉

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日本の地名がわかる事典の解説

〔山形県〕鶴岡〈市〉(つるおか〈し〉)


山形県西部、日本海に面した市。
南部で新潟県に接する。2005年(平成17)10月、旧・鶴岡市と東田川郡の藤島町、羽黒町、櫛引町、朝日村と、西田川郡の温海町の4町1村が合併して現在の姿となる。同合併により、西田川郡は消滅。北部には庄内平野が広がり、庄内米の代表的産地。農業ではほかにエダマメだだちゃ豆の生産も盛ん。月山(がっさん)・羽黒山湯殿山出羽三山を有する。鶴岡地区は酒井氏14万石の旧城下町として栄え、明治期に絹織物業、昭和に入り電機・輸送用機器・機械などの工場が進出。第二次世界大戦後に農機具ラケット・家具などの製造業が興った。大山地区では酒造業が盛ん。市街中心部には城址の鶴岡公園、旧藩校の旧致道館、酒井氏本邸内の致道博物館などがある。郊外に湯田川温泉・新山温泉、日本海に面して湯野浜温泉・由良温泉が湧く。
温海(あつみ)地区には開湯1000年の歴史を誇るあつみ温泉があり、奥羽三関の一つ、鼠ヶ関(ねずがせき)跡(念珠関とも)がある。羽越しな布は国の伝統的工芸品に指定。朝日地区は多くの地域が磐梯朝日国立公園に含まれており、山菜とワインが特産品。豪雪地帯としても知られ、赤川水系に荒沢ダム、八久和(やくわ)ダム、月山ダムがある。櫛引地区には国の重要無形民俗文化財である黒川能(くろかわのう)が伝承されており、王祇(おうぎ)祭などで上演される。羽黒地区は出羽三山の表玄関に位置し、羽黒山麓の手向(とうげ)地区は門前町を形成。山頂に出羽三山神社が鎮座し、西腹のスギ並木は国の特別天然記念物。東北地方最古の塔とされる羽黒山五重塔は国宝に指定。藤島地区は庄内米の大産地で、稲の品種「はえぬき」「どまんなか」の誕生の地。湯の澤温泉・筍沢(たけのこざわ)温泉・長沼温泉には湯治客が集まる。

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