山村 豊次郎(読み)ヤマムラ トヨジロウ

20世紀日本人名事典 「山村 豊次郎」の解説

山村 豊次郎
ヤマムラ トヨジロウ

明治〜昭和期の政治家 衆院議員(政友会);宇和島市初代市長;宇和島鉄道社長。



生年
明治2年3月16日(1869年)

没年
昭和13(1938)年9月13日

出生地
愛媛県宇和島

旧姓(旧名)
村松

学歴〔年〕
日本法律学校(現・日本大学)〔明治28年〕卒

経歴
村松喜久蔵を父に生まれ、父が土地株を買って別家させ山村を名乗った。明治28年郷里の愛媛県宇和島で弁護士を開業。一方、自由党入党、政治の道に進む。39年から衆院議員(政友会)に当選3回。大正9年宇和島町長となり八幡村との合併を実現し、11年初代宇和島市長に就任。昭和2年再び市長となり上水道、港湾改修、泉屋新田と日振新田の埋め立て、近江帆布の誘致須賀川の付け替えなど大事業を完遂し「宇和島の父」と呼ばれる。また宇和島市議・議長、宇和島鉄道社長、南予時報新聞社長、宇和島運輸専務などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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