山陽小野田市(読み)サンヨウオノダシ

デジタル大辞泉 「山陽小野田市」の意味・読み・例文・類語

さんようおのだ‐し〔サンヤウをのだ‐〕【山陽小野田市】

山陽小野田

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山陽小野田市」の意味・わかりやすい解説

山陽小野田〔市〕
さんようおのだ

山口県南西部,周防灘に臨む市。厚狭川と有帆川の河口に位置する。 2005年小野田市と山陽町が合体。古墳時代には須恵器の産地として繁栄。中心部の厚狭は古代には郡家が置かれ,条里制遺構が残る。長州藩の時代からは採炭も行なわれ,石炭船の往来でにぎわった。 1881年に日本最初の民間セメント工場が建設され,旧小野田セメント製造株式会社竪窯は国の重要文化財に指定されている。電力,化学,石油化学,機械などの工業が立地する。平野部や丘陵部では米や野菜,ミカンなどを産する。厚狭川河口付近はノリの養殖が行なわれ,沿岸ではキス,クロダイフグ,タコなどの漁獲がある。海岸線一帯はほとんどが干拓地で,周防灘干拓遺跡は国指定史跡。山陽新幹線が市の中央部を横断し,小野田では JR小野田線が,厚狭では JR美祢線が山陽本線からそれぞれ分岐する。山陽自動車道のインターチェンジがあり,国道2号線,190号線が通じる。面積 133.09km2。人口 6万326(2020)。

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日本歴史地名大系 「山陽小野田市」の解説

山陽小野田市
さんようおのだし

2005年3月22日:小野田市厚狭郡山陽町合併
【山陽町】山口県:厚狭郡
【小野田市】山口県

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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