山高きがゆえに貴からず(読み)やまたかきがゆえにたっとからず

ことわざを知る辞典 「山高きがゆえに貴からず」の解説

山高きがゆえに貴からず

山は高いから貴いのではなく、そこに樹が生えているから貴いのである。人は見た目地位ではなく、その中身が大切であるというたとえ。

[使用例] 山高きが故に貴からず、樹木あるが故に貴し、とか、いやに興覚めなハッキリしたことを断言してはばからぬ実利主義者もあるのだから[太宰治津軽|1944]

[解説] あとに「樹有るを以て貴しと為す」と続けることもあります。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

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