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岐阜県大垣市 おおがき〈し〉

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日本の地名がわかる事典の解説

〔岐阜県〕大垣〈市〉(おおがき〈し〉)


岐阜県にある地名。
2006年(平成18)3月、旧・大垣市が養老(ようろう)郡の上石津町と安八(あんぱち)郡墨俣町を編入して現在の姿となる。旧・上石津町は養老町・垂井町を間に挟んで旧・大垣市とは隔たっており、東部で滋賀県に接する。旧・墨俣町もまた旧・大垣市からは安八町を挟む飛地となっており、二重飛地を持つ珍しい自治体である。
旧・大垣市は濃尾平野の北西部に位置する西美濃(にしみの)地方の中心都市。江戸時代には戸田氏10万石大垣藩の城下町、美濃路の宿場町として栄えた。明治期より発達した大理石加工・石灰製造などは現在も盛ん。大正期から繊維工業を中心に化学などの近代工業が発達。昭和30年代以降、輸送用機器工場などが進出、県内有数の工業出荷額を誇る工業都市となる。ひまわりやカミツレなどの花卉(かき)栽培も盛ん。「水の都」の異名のとおり市内には湧泉が多い。松尾芭蕉の『奥の細道』結びの地としても知られる。上石津町地区は牧田川上流域に位置し、江戸時代には美濃中道・伊勢街道などを分岐する交通の要衝であった。山間地での稲作と茶・シイタケ栽培が盛ん。プラスチック加工・製薬・輸送用機器などの工場もある。墨俣町地区は長良川下流西岸に位置する。古くは木曽川と長良川の合流点で、水陸交通の要衝であった。木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)築城の一夜(いちや)城で名高い。近世以降は美濃路の宿駅兼渡船場の商業町として発展。

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