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岐阜県関市 せき〈し〉

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日本の地名がわかる事典の解説

〔岐阜県〕関〈市〉(せき〈し〉)


岐阜県中南部に位置する市。
2005年(平成17)2月、旧・関市が武儀(むぎ)郡の洞戸村、板取村、武芸川町、武儀町、上之保村を編入して現在の姿となる。この編入合併により、武儀郡消滅。関地域を最南端としてV字形に広がる市域は、西北端で福井県に接する。関地域は鎌倉時代から刀鍛冶の町として知られる。その伝統を受け、明治期から小刀・はさみ・ポケットナイフなどを生産。近年は、刃物に加えて洋食器の生産も盛ん。ナイフ博物館、関鍛冶伝承館など、刃物の町らしい観光施設がある。小瀬の鵜飼いは1000年の伝統をもつ。武芸川地域には長良川の支流武儀川が流れ、和紙の産地として知られた。寺尾ヶ原千本桜公園は桜の名所。板取川が流れる洞戸地域では家具製造業が盛ん。高賀(こうが)神社は古くから山岳信仰の一中心。板取川上流域の板取地域では、両白(りょうはく)山地の森林での林業が盛ん。21世紀の森公園のほかキャンプ場も多く、板取川に沿う約24キロメートルの道はアジサイロードとよばれ、シーズンには7万本のアジサイが咲き乱れる。武儀地域は津保川中流域に位置し、シイタケ栽培が盛ん。日龍峯(にちりゅうぶ)寺の多宝塔は国の重要文化財。上之保地域は津保川上流域に位置し、製材・木工業が盛ん。不動堂には円空(えんくう)作といわれる仏像が数十体ある。

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