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岡山県倉敷市 くらしき〈し〉

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日本の地名がわかる事典の解説

〔岡山県〕倉敷〈市〉(くらしき〈し〉)


岡山県南西部、瀬戸内海に面する市。
2002年(平成14)4月より中核市。2005年8月、浅口(あさくち)郡の船穂町と吉備(きび)郡の真備町を編入して現在の姿となる。この合併により、吉備郡消滅。高梁(たかはし)川が中央部を流れ、水島灘に注ぐ。JRの山陽新幹線・山陽本線・宇野線・伯備線、山陽自動車道・瀬戸中央自動車道などが通じ、瀬戸大橋で四国香川県と結ばれている。近世初頭から干拓地を流れる倉敷川沿いに蔵屋敷や商家が集中。江戸時代は代官所がおかれ、備中国(びっちゅうのくに)の政治・経済の中心地となった。1889年(明治22)の倉敷紡績所設立を契機に紡績工業都市に発展。水島地区は第二次世界大戦中に航空機工場が設置され、戦後、鉄鋼・石油化学コンビナートなどの臨海工業地帯を形成。瀬戸内工業地域の中心となる。イグサを利用した花筵(はなむしろ)と畳表の産地。児島地区には学生服・ジーンズなどの縫製業、真備地区には竹工芸品の地場産業がある。農業では稲作のほか、高級ブドウ・モモ・ナシ・花卉(かき)・野菜の栽培が行われる。真備地区ではタケノコを産する。
市街中心部は白壁造りの蔵屋敷が続く美観地域で、重要伝統的建造物群保存地区に選定。大原美術館倉敷民芸館倉敷考古館などの文化施設、倉敷アイビースクエアなどがあり、観光客で賑わう。児島地区の鷲羽(わしゅう)山は眺望に優れ、瀬戸内海国立公園有数の観光地。真備地区は吉備真備(きびのまきび)の生地で、国指定史跡の箭田大塚(やたおおつか)古墳をはじめとする古代文化の遺跡が多い。

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