岡崎 国臣(読み)オカザキ クニオミ

20世紀日本人名事典 「岡崎 国臣」の解説

岡崎 国臣
オカザキ クニオミ

明治〜昭和期の官僚,経営者 東京株式取引所理事長;松陽新報社主



生年
明治7年6月12日(1874年)

没年
昭和11(1936)年5月22日

出生地
島根県簸川郡久木村(現・斐川町)

旧姓(旧名)
勝部

学歴〔年〕
東京帝大法科政治科〔明治33年〕卒

経歴
松江中学から五高、東京帝大を経て、農商務省に入る。山林局事務官、群馬・福井の各県事務官、農商務省参事官・事務官・文書課長などを歴任。元島根県知事・大浦兼武の知遇を得て、松江の代議士・岡崎運兵衛の養嗣子となる。大正3〜7年衆議院書記官長を務め、同年実業界に転じ東京株式取引所(現・東京証券取引所)理事に就任、13年〜昭和9年理事長を務める。第三銀行、大社宮島鉄道、千代田証券の重役も務めた。一方、8年から養父が創立した松陽新報社(山陰中央新報社の前身)の社主となり、実弟の勝部本右衛門を副社長として経営に当たった。また松江高校、片倉製糸誘致にも尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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