岡部(読み)おかべ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

岡部(埼玉県の地名)
おかべ

埼玉県北部、大里郡(おおさとぐん)にあった旧町名(岡部町(まち))。現在は深谷市(ふかやし)の西部を占める地域。旧岡部町は1968年(昭和43)町制施行。2006年(平成18)深谷市に合併。鎌倉時代に一ノ谷の戦いで活躍した岡部六弥太(おかべろくやた)の居城地であったことで知られる。旧町域の大部分が荒川の旧扇状地である櫛挽(くしびき)原にある。JR高崎線と国道17号が通じる。農業の町で、かつては養蚕が盛んであったが、いまはダイコン、ネギを中心とした野菜栽培、それに畜産が盛んで、「たくあん漬」が有名である。普済(ふさい)寺にある六弥太の墓は、県指定史跡である。1991年(平成3)奈良時代の郡衙(ぐんが)跡とみられる中宿遺跡(県指定史跡)が発掘され、歴史公園として整備されている。近年、17号沿いに工場が進出している。[中山正民]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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