20世紀日本人名事典 「岡 鬼太郎」の解説
岡 鬼太郎
オカ オニタロウ
- 生年
- 明治5年8月1日(1872年)
- 没年
- 昭和18(1943)年10月29日
- 出生地
- 東京・芝山内(現・東京都港区)
- 本名
- 岡 嘉太郎(オカ ヨシタロウ)
- 別名
- 別号=鬼吟
- 学歴〔年〕
- 慶応義塾大学〔明治25年〕卒
- 経歴
- 慶応義塾卒業後の明治26年時事新報に入社、社会部に籍をおき、あわせて演芸記事も担当する。28年報知新聞に転じ“鬼太郎”の筆名で劇評を発表するが、のちに千代田日報に転じ、35年退社。36年「義太夫秘訣」を処女出版し、以後劇評家、劇作家、小説家として活躍する。代表作に小説「昼夜帯」「合三味線」「あつま唄」、戯曲「今様薩摩歌」「世話狂言集」「世話時代狂言集」、劇評書「鬼言冗語」「歌舞伎眼鏡」「歌舞伎と文楽」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報