岩野平三郎(2代)(読み)いわの へいざぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岩野平三郎(2代)」の解説

岩野平三郎(2代) いわの-へいざぶろう

1901-1974 大正-昭和時代の和紙製作家。
明治34年2月19日生まれ。初代岩野平三郎の子。父から越前和紙の技術をまなび,「打雲(うちぐも)・飛雲(とびぐも)・水玉」の漉(すき)立て技法を伝承する。大正14年早大図書館用の大壁紙を父とつくり,昭和24年法隆寺金堂壁画復元のための壁画紙を製作した。42年吉川英治文化賞。昭和49年8月22日死去。73歳。福井県出身。本名は敬三。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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