岸本 康通(読み)キシモト ヤスミチ

20世紀日本人名事典 「岸本 康通」の解説

岸本 康通
キシモト ヤスミチ

明治〜昭和期の弁護士 衆院議員(政友会)。



生年
明治11(1878)年3月22日

没年
昭和5(1930)年9月19日

出生地
岡山県和気郡田土村(現・佐伯町)

学歴〔年〕
日本大学法律科〔明治35年〕卒

経歴
明治36年判検事登用試験に合格、司法官試補となり、東京地裁ならびに東京区裁判所検事局詰めになる。37年日露戦争では陸軍省理事試補に転じ、遼東守備軍軍事法廷判士、理事に進む。42年岡山に新設の第17師団法官部理事となり、同年大阪府警視に転じ警務課長兼保安課長、のち群馬県警察部長、佐賀県内務部長、三重県内務部長などを歴任。大正10年宇治山田市(現・伊勢市)市長となり1期、昭和3年衆院議員(政友会)に当選、1期務める。のち弁護士を開業し、名古屋土地取締役、中村電気軌道取締役、三重工業取締役などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android