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島根県松江市 まつえ〈し〉

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日本の地名がわかる事典の解説

〔島根県〕松江〈市〉(まつえ〈し〉)


島根県北東部にある市。
同県の県庁所在地で、県の行政・経済・文化の中心。宍道(しんじ)湖東部を取り囲み、北は日本海、東は中海(なかうみ)に面する。市の中心部は松江平野に位置し、中海に浮かぶ大根島と江島を市域に含む。2005年(平成17)3月、旧・松江市と八束(やつか)郡の鹿島町、島根町、美保関町、八雲村、玉湯町、宍道町、八束町の6町1村が、2011年8月に同郡の東出雲町が合併して現在の姿となる。この合併により、八束郡は消滅。市の南部は古くから出雲(いずも)国府・出雲国分寺がおかれた古代出雲の一中心。近世初頭、堀尾吉晴(ほりおよしはる)が亀田山に松江城を築城。その後、京極氏を経て松平氏の城下町として繁栄。鳥取・島根両県の日本海沿岸に広い商圏をもつ。電器・製糸などの工場があるが工業は小規模。和菓子製造や八雲塗(やくもぬり)・瑪瑙細工・布志名(ふじな)焼などの伝統工芸が盛ん。出雲石灯籠は国の伝統的工芸品に指定。日本海側では沿岸漁業を中心に、恵曇(えとも)港を基地とする沖合漁業行われる宍道湖・中海ではヤマトシジミを特産。農業では稲作のほか、野菜・果物・茶の栽培が盛ん。薬用ニンジンを特産。
松江城は「千鳥(ちどり)城」とも称され、国の史跡に指定。小泉八雲の旧居や記念館、塩見縄手(しおみなわて)の武家屋敷など多数の名所・旧跡がある。本殿が国宝の神魂(かもす)神社、史跡公園八雲立つ風土記の丘も有名。美保関地区は古い港町で、民謡「関の五本松」で有名。玉造(たまつくり)温泉・松江しんじ湖温泉などの温泉が湧く。中海の大根島にある熔岩隧道(ずいどう)(幽鬼洞(ゆうきどう))は、国の特別天然記念物に指定。日本海に面する潜戸鼻(くけどはな)にある加賀(かか)の潜戸(国の名勝かつ天然記念物)は海食洞窟で、賽(さい)の河原の伝説がある。美保神社の諸手船(もろてぶね)神事、城山稲荷神社のホーランエンヤなどの伝統行事が伝わる。県指定史跡の大草岩船古墳(6世紀前半)がある。

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