島津製作所(読み)しまづせいさくしょ(英語表記)Shimadzu Corporation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「島津製作所」の意味・わかりやすい解説

島津製作所
しまづせいさくしょ
Shimadzu Corporation

各種精密機器のメーカー。1875年に島津源蔵理化学機器修理・製造業を島津製作所として個人創業。1897年に蓄電池を製造,1909年国産初の医療用レントゲン(→X線)装置を完成。1917年島津源蔵が株式会社に改組し,蓄電池部門を分離設立した(のちの日本電池)。1934年に分光写真器,1952年に光電式分光光度計,1961年に遠隔操作式 X線テレビジョン装置を開発するなど業界のさきがけ的存在。また放射線測定器,航空機部品などの分野でも地盤を固めてきた。2005年より次世代医療技術である分子イメージング機器開発への取り組みを強化。主力計測機器ほか,X線診断装置など医療機器が好調で,航空機器,産業機器などの事業も行なう。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「島津製作所」の解説

島津製作所

正式社名「株式会社島津製作所」。英文社名「Shimadzu Corporation」。精密機器製造業。明治8年(1875)個人創業。大正6年(1917)設立。本社は京都市中京区西ノ京桑原町。総合精密機器メーカー。分析・計測機器の大手。ほかに医療用機器・航空機器・産業機器などの開発・製造・販売を行う。東京証券取引所第1部上場。証券コード7701。

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