巌谷 小波(読み)イワヤ サザナミ

20世紀日本人名事典 「巌谷 小波」の解説

巌谷 小波
イワヤ サザナミ

明治・大正期の児童文学者,小説家,俳人



生年
明治3年6月6日(1870年)

没年
昭和8(1933)年9月5日

出生地
東京府麴町平河町(現・東京都千代田区)

本名
巌谷 季雄(イワヤ スエオ)

別名
別名=漣山人,大江 小波,楽天居

経歴
進学を放棄して、明治20年硯友社に入る。24年に創作童話「こがね丸」を発表後、児童読物の執筆に専念。27年博文館に入社し、「幼年世界」「少女世界」「少年世界」の主筆となる。31年1月から「少年世界」に「新八犬伝」を連載して長編児童文学に新機軸をもたらした。また叢書「日本昔噺」「日本お伽噺」「世界お伽噺」を編纂し、童話口演をするなど児童文学に貢献した。「小波お伽全集」(全15巻)がある。俳人としても一家をなし、句集「さつら波」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「巌谷 小波」の解説

巌谷 小波 (いわや さざなみ)

生年月日:1870年6月6日
明治時代;大正時代の小説家;児童文学作家
1933年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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