川上弘美(読み)カワカミヒロミ

デジタル大辞泉 「川上弘美」の意味・読み・例文・類語

かわかみ‐ひろみ〔かはかみ‐〕【川上弘美】

[1958~ ]小説家東京の生まれ。中学高校の理科教師を務めたのち、文筆活動に入る。「蛇を踏む」で芥川賞受賞。「真鶴」で芸術選奨。他に「溺レる」「センセイの鞄」「古道具中野商店」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川上弘美」の解説

川上弘美 かわかみ-ひろみ

1958- 平成時代の小説家。
昭和33年4月1日生まれ。お茶の水女子大で生物学専攻,自然との共生をまなぶ。卒業後,田園調布双葉女子中・高校の理科教師をつとめる。平成6年「神様」でパスカル短編文学新人賞をうけて本格的に小説にとりくみ,8年「蛇を踏む」で芥川賞。12年短編集「溺レる」で伊藤整文学賞,女流文学賞。19年「真鶴」で芸術選奨文部科学大臣賞。27年「水声」で読売文学賞。異形のものとの交流をえがく幻想的な作品がおおい。東京都出身。

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