川島 四郎(読み)カワシマ シロウ

20世紀日本人名事典 「川島 四郎」の解説

川島 四郎
カワシマ シロウ

昭和期の栄養食糧研究家 食糧産業研究所所長;桜美林大学名誉教授。



生年
明治28(1895)年2月8日

没年
昭和61(1986)年12月3日

出生地
京都

学歴〔年〕
陸軍経理学校卒,東京帝国大学農学部農芸化学科〔昭和5年〕卒

学位〔年〕
農学博士

主な受賞名〔年〕
勲三等旭日中綬章〔昭和13年〕,日本農学賞〔昭和17年〕,陸軍技術有功章〔昭和18年〕

経歴
京都・東本願寺で庶務的な仕事をする内陣係の家に生まれる。13歳の時、「豆腐百珍」という料理の本を筆写したのがきっかけで、食べ物に関心をもつようになる。35歳で東大の農芸化学科を卒業して以来、終戦まで軍用食糧の研究一筋。小型乾パンをはじめ、30数種の携帯食糧を考案した。91歳まで雑誌連載をかかえ、講演のため全国を飛び回って活躍した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android