20世紀日本人名事典 「川田 順」の解説
川田 順
カワダ ジュン
- 生年
- 明治15(1882)年1月15日
- 没年
- 昭和41(1966)年1月22日
- 出生地
- 東京市浅草区三味線堀(現・東京都台東区)
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学法学部政治学科〔明治40年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 帝国芸術院賞(第1回)〔昭和17年〕「鷲」「国初聖蹟歌」,朝日文化賞〔昭和19年〕
- 経歴
- 明治40年住友総本社に入社、昭和11年筆頭重役で引退するまで実業界にあったが、その間歌人として、「新古今集」の研究家としても活躍。戦後は皇太子の作歌指導や歌会始選者を務めた。“老いらくの恋”と騒がれた。歌集に「伎芸天」「山海経」「鷲」「国初聖蹟歌」「東帰」「定本川田順全歌集」、研究書に「利玄と憲吉」「吉野朝の悲歌」「幕末愛国歌」「戦国時代和歌集」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報