川越町(読み)かわごえちよう

日本歴史地名大系 「川越町」の解説

川越町
かわごえちよう

面積:七・九八平方キロ

三重郡の北東端に位置し、北は員弁いなべ川を境として桑名市と、南は四日市市、西は朝日あさひ町に接し、東は伊勢湾に臨む。町の南部朝明あさけ川が東流する。町の西部を近鉄名古屋線、東側を国道一号、さらに海岸近くを名四国道南北に走る。明治二二年(一八八九)町村制施行に伴い九村が合併して川越村となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「川越町」の意味・わかりやすい解説

川越〔町〕
かわごえ

三重県北部,伊勢湾にのぞむ町。 1961年町制。 1889年朝明川 (あさけがわ) 流域9村が川を越えて合併したことが地名の由来。員弁 (いなべ) 川と朝明川にはさまれた低湿地で,町域の約半分は江戸時代に開発された新田。亀崎漁港があり,周辺はウナギ,ボラの養魚池が多い。海岸はノリ漁場。内陸を国道1号線,名四国道が通り,機械,食品,繊維などの中小工場が立地。北勢工業地域の一環を形成している。海岸の広大な埋立て地には液化天然ガスによる発電所や下水処理場などがある。近畿日本鉄道名古屋線が通る。面積 8.73km2人口 1万5123(2020)。

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